人生を変えた活版印刷のヒミツその1〜武井実子さん(SAB LETTERPRESS)
活版印刷のブランド、SAB LETTERPRESS(サブレタープレス)を手がけている武井実子さんにお話をうかがいます。武井さんは2005年から活字で組んだ版による印刷、いわゆる「活版印刷」を使った印刷物を販売。活版印刷を広く知ってもらうために、活動しています。そんな武井さんに「人生を変えた活版印刷のヒミツ」を教えてもらいました。
人生を変えた活版印刷のヒミツ その1 興味をもったら突き詰める
雰囲気があって素敵だなと思っていたニューヨークで見つけたショップカードが、武井さんと活版印刷との出会いでした。活版印刷とは活字で組んだ版による印刷のことで、活字をひとつずつ拾ってくんでいく活字組版の印刷と、版画と同じ原理の凸版印刷の2種類があります。興味を持つと、とことん突き詰めるタイプの武井さん。日本でやっているところは少なくなっているのが現状でしたが印刷所を訪ね歩いては通っていると、いい出会いに恵まれたそうです。
会社をやめて1年ほどは、しばらくゆっくり目標をもたずに過ごそうと決めました。会いたい人に会いに行く、展示やイベントなど行きたい場所に行く。そんな自由な時間があるなか、活版印刷に出会い、興味をもって調べ始めました。「知りたい」「興味がある」という真摯な思いは伝わるものです。教えてもらううち、知れば知るほどに、活版印刷がどんどん廃れてしまうものだというのがわかりました。そして、その素晴らしさもよくわかりました。
丸の内サロンはインターFMで月曜から金曜日までお昼の12:10〜12:30放送中です。
武井実子さん
Jitsuko Takei
2005年、活版印刷による印刷物の販売と印刷のオーダーを承るブランド「SAB LETTERPRESS」を立ち上げ、国内外で約80店舗にオリジナル製品を販売しながら、紙や活版印刷にまつわる仕事を行う。2007年にはショップ「PAPIER LABO.」の立ち上げとディレクションを行い、デザインと活版印刷を行う「オールライト工房」ではプレスとディレクションを行っている。
SAB LETTERPRESS
http://www.sabletterpress.com/
PAPIER LABO.
http://papierlabo.com/
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